試合終了間際のメッシの2ゴールで劇的な逆転勝利を収めたバルサだが、あと一歩のところで勝ち点3を逃したシャフタール・ドネツクの怒りは相当なもので、メッシの同点ゴールのシーンについて「バルサの行為は“フェアプレー”に反する」とルチェスク監督が怒りを露にした。

 メッシの同点ゴールにつながる一連のプレーについて「味方の選手が倒れていたためボールを外に出したのに、その後のスローインでバルサがシャフタールにボールを返さなかった」と主張するシャフタール側に対して、「相手がボールをクリアした。だから自分たちのボールとしてそのまま攻撃につなげた」と主張するバルサ側。両者の解釈は異なる。

 納得いかないルチェスク監督の怒りはピッチ上だけではおさまらず、「これは恥ずべき行為」、「 “フェアプレー”に反する」といった言葉で怒りを爆発させ、ミックスゾーンでもバルサのグアルディオラ監督に対して批判の言葉を投げつけていた。

 今シーズン、国内リーグでは9試合を終え、1勝6分2敗で11位と低迷するシャフタール。国内リーグでの不振を払拭するべくバルサを迎えたシャフタールだが、逆転負けにルチェスク監督はさらに厳しい状況に立たされてしまった。

(スペイン通信)