マンチェスター・シティが次なるターゲットとしているのはアトレティコ・マドリーの“クン”アグエロだと報じられている。新シーズンがスタートしてからゴールを量産し、序盤戦で注目を集める“クン”アグエロを来シーズン、何としてでもチームに連れてくるべく彼の違約金6000万ユーロ(約93億円)を支払う用意もあると言う。マンチェスター・シティをプレミアリーグ最強のチームに仕立てあげるため、スター選手の獲得に大金を払うこともいとわないと公言している新オーナー、スライマン・アル・ファイム氏にとっては問題ない金額なのだろう。実際、マンチェスター・シティのスタッフは24日に行われたヘタフェ対アトレティコ・マドリー戦を視察している。

 しかし、“クン”アグエロを狙っているのはマンチェスター・シティだけではない。インテルもまた“クン”アグエロ獲得を狙っている。インテルの会長がディエゴ・マラドーナ氏のフロント入りを検討しているとの噂もあるが、これは“クン”アグエロをインテルに連れてこようとするための布石ではないかと言われているほどだ。

 もちろん、マンチェスター・シティが違約金を払うとしても、“クン”アグエロが移籍を望まなければ、アトレティコを去ることはない。それに、アトレティコが今やクラブのニュー・ヒーローとなり、世界最高の選手となりつつある“クン”アグエロを手放すことは考え難い。とはいえ、“クン”アグエロが活躍するごとに彼を巡る移籍の噂もヒートアップしていきそうだ。

(スペイン通信)