ニューカッスルのFWマイケル・オーウェンは、先日辞任したケビン・キーガン元監督について、「チーム全員が失望している」とコメント。売却も決まったクラブ全体が暗い雰囲気に包まれていると語った。

 クラブ首脳陣との確執から、キーガン元監督が辞任したニューカッスル。このニュースに怒ったファンの批判を一身に浴びたマイク・アシュリー会長は、クラブの売却を決定した。

 キーガン辞任後の2試合を監督不在の状態で戦い、連敗を喫しているニューカッスル。このクラブの非常事態に、オーウェンは危機感を抱いているようだ。

「僕らはみんな、ケビン・キーガンが好きだった。彼の辞任は悲しい出来事だったよ。でも、早く切り替えて、自信と結果を取り戻さないと。今、選手たちは精神的に追い込まれている。ファンと同じで、僕らも現状には不安なんだ。ケビンは人気者だったから、次の監督にも難しい状況かもしれないね」
 
 シーズン開幕早々に指揮官を失う内紛の影響から、現在19位に沈むニューカッスル。オーウェンが代弁する通り、チームないのモチベーション低下は計り知れない。熱狂的なファンを要するプレミアの古豪は、先の見えない闇に包まれてしまったようだ。