レアル・マドリーが冬の移籍マーケットでバイエルン・ミュンヘン所属のドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(23)獲得を検討していると噂されている。ポドルスキはレアル・マドリーが望むFWの条件を備えており、冬の移籍マーケットでの補強ターゲットの一人となっているとのことだ。

 ユーロ2008で活躍し、ドイツ代表の準優勝に貢献したポドルスキだが、所属先のバイエルンではルカ・トーニやミロスラフ・クローゼの控えとしてベンチを温め続けており、「冬までに状況が変わらなければ、将来ついて考える」と移籍を視野に入れていることを彼自身が明らかにしている。

 23歳ながらポドルスキは代表経験も豊富でその実力は証明済みだ。シュスター監督は夏の移籍マーケットでFWの補強を要求していたが補強はならず、ベテランのラウルとファン・ニステルローイ頼みという状況。FW陣の補強、若返りを図るためにもポドルスキを獲得したいと考えるのも当然と言えるだろう。

 気になるのは、ポドルスキがバイエルンでチャンピオンズリーグに出場した場合、冬に彼を獲得してもチャンピオンズリーグでの起用はできなくなるという点だが、シーズンは長丁場。リーガやスペイン国王杯を戦っていくためにもポドルスキの獲得はチームにとって大きな補強となるだろう。今後の動きに注目だ。

(スペイン通信)