マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、ローカルライバルのマンチェスター・シティについて、「何も心配していない」と語り、ライバル視していないことを強調した。

 新オーナーの就任で大きな資金力を得たマンCは、レアル・マドリーからFWロビーニョを獲得。さらに、1月の移籍マーケットではさらなるスター選手を補強すると報じられている。

 しかし、同じマンチェスターに本拠地を置くライバルチームの劇的な変化について、マンUのファーガソン監督は、意に介さないとコメント。ロマン・アブラモビッチのオーナー就任をきっかけにトップクラブの仲間入りを果たしたチェルシーを例に挙げ、「いつの世界にも挑戦者は現れる」と語った。

「心配することなど何もない。ウチにはいいメンバーが揃っているし、チーム作りも順調に進んでいる。何も変える必要はないよ。フットボールの世界では、様々な挑戦が待ち受けている。数年前はチェルシーだったし、その前はアーセナルだ。チャレンジャーが現れても、それを受け入れて戦うのみだ。何も変わらないよ」

 またファーガソンは、マンCのマーク・ヒューズ監督に対し、「彼のような若い監督にとっては、簡単な状況じゃないだろう」と、大躍進が求められる元教え子を気遣う余裕をみせた。さらに、マンCのクリスチアーノ・ロナウド獲得報道についても、「好きな様に言えばいい」と語るなど、終始ライバルチームの変貌ぶりを気に留めない様子を貫いていた。