レアル・マドリーのロビーニョがチェルシーへの移籍を容認するようクラブ側に最後のプレッシャーをかけている。「移籍マーケットの締め切りが迫っているせいか、ロビーニョは試合に集中できるコンディションにない」としてリーガ開幕戦、アウェイでのデポルティーボ戦の招集メンバーから外れ、欠場が決まったロビーニョ。31日、記者会見の席で彼は「シュスター、ミヤトビッチ、そしてクラブには出て行きたいともう伝えているし、メディアにも何度も言っている。監督は僕が考え直すとまだ思っているけれど、僕はチェルシーのことを考えている」と明言し、移籍希望を改めてアピールした。

 また、クリスティアーノ・ロナウド獲得が失敗し、ギリギリになって自身を残留させようとするクラブ側の態度にも不満を見せ、「僕の代理人は何度も何度もクラブと話してきたが、クラブは僕が残留することに興味を示していなかった。今、クラブとして補強がうまくできなかったから、僕を残留させようとしているんだ」と批判している。

 さらに、ロビーニョとは父親と息子のような関係であり、チームに残るようロビーニョを説得し続けているとコメントしたシュスター監督に対しても「彼は父親ではなく、監督という存在に過ぎない」とバッサリ。

 チェルシー移籍を切望するロビーニョだが、レアル・マドリー残留の可能性もある。そうなった場合、“しぶしぶ”ながらもプレーを拒むことはないと言うロビーニョ。彼の最後の訴えはクラブ側に伝わったのだろうか?

(スペイン通信)