インテルのフランス代表MFパトリック・ヴィエラは、今シーズンのアーセナルについて、「リーダーがいない」とコメント。31日の移籍期限までに、経験豊富な選手を獲得すべきだと語った。

 2005年にユベントスへ移籍するまでの9シーズン、アーセナルでプレーしたヴィエラ。在籍中はアーセン・ベンゲル監督の信頼も厚く、キャプテンも務めていた。そんなフランス代表は、古巣の現状について、「潜在能力は高いが、経験が足りない」と評価している。

「今シーズンのアーセナルには、まだ補強が必要だと思う。特に、中盤でリーダーとして活躍できる選手だ。このままだと、シーズンの正念場で苦しむ可能性がある。どうしても勝たなければならないビッグゲームを落とすかもしれない。選手の能力は高いけど、経験が足りないんだ。ただ、長年に渡り、アーセンは素晴らしい補強を続けてきた。今回も素晴らしい選手を見つけてくると思うよ」

 活躍の場をイタリアに移してからも、事あるごとにアーセナルの戦いぶりについてコメントを発表しているヴィエラ。いまだサポーターからも人気がある元キャプテンは、開幕2戦目にして黒星を喫した古巣の現状にもどかしい思いを抱えている様子だ。