セルビア代表のアンティッチ監督が先日、バルサの至宝ボージャン・クルキッチ(18)をセルビア代表に迎え入れたいとの希望を語ったが、ボージャン自身の希望はあくまでもスペイン代表でのプレーだ。

「アンティッチ監督からの興味にはとても感謝しているが、いつも言っているように、僕はスペイン人であり、スペイン代表でプレーしたいと思っている」。

 セルビア代表でのプレーはないと語るボージャン。先日行われたデンマークとの親善試合に招集されたものの出場はなしとフル代表デビューはお預けとなったが、ヨーロッパチャンピオンのベンチに入れたことは特権であり、フラストレーションは感じなかったと言う。「望むことはこれからも成長し、学び続けていくこと。いつかフル代表でデビューできるチャンスを得ることができたら最高だね」。ボージャンに焦りはない。

 9月6日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦、10日のアルメニア戦に向けたスペイン代表のメンバーが発表されたが、残念ながらボージャンは招集メンバーから外れている。しかし、ボージャンがスペイン代表の将来の主役の一人であることは間違いない。

ボスニア・ヘルツェゴビナ戦、アルメニア戦のスペイン代表招集メンバーは以下の通り:

GK:カシージャス(レアル・マドリー)、レイナ(リバプール)

DF:アルビオル(バレンシア)、ナバーロ(セビージャ)、カプデビーラ(ビジャレアル)、フアニート(ベティス)、ブジョール(バルセロナ)、セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)、イラオラ(アスレティック・ビルバオ)

MF:シャビ・アロンソ(リバプール)、セスク(アーセナル)、シルバ(バレンシア)、チャビ、イニエスタ(バルセロナ)、カソルラ、セナ(ビジャレアル)、ディエゴ・カペル(セビージャ)

FW:グイサ(フェネルバフチェ)、フェルナンド・トーレス(リバプール)、ビージャ(バレンシア)

(スペイン通信)