セルビア代表のラドミール・アンティッチ新監督はバルサの至宝ボージャン・クルキッチ(17)を同国代表に迎え入れるという希望を棄ててはいない。

「ボージャンの父親は私の友人だ。ボージャンがセルビア代表としてプレーする可能性について彼と話をした。もしそうなれば我々にとって名誉なことだろう。道はまだ開かれている」。

 監督就任会見の席でアンティッチ監督はボージャンの招集についてそうコメント。また、バルサのカンテラ時代からボージャンを見続けている同監督は「彼は素晴らしい才能を持った若者だ。それに、偉大なフットボール選手としてだけでなく、教育と教養を身につけた素晴らしい人間でもある」と大絶賛。

 セルビア人の父(元フットボール選手)とスペイン人の母との間にスペインで生を受けたボージャンは、ユースカテゴリーでスペイン代表としてプレーしている。フル代表としてはこれまでフランス(2月6日)、デンマーク(8月20日)との親善試合に招集されているものの出場はなし。公式戦では未だデビューを果たしていない。セルビア代表としてプレーできる可能性も残っているというわけだ。そのためアンティッチ監督はボージャンのセルビア代表入りを模索していくことになるだろう。

(スペイン通信)