レアル・マドリー(リーガ・チャンピオン)対バレンシア(スペイン国王杯チャンピオン)のスペイン・スーパーカップ第2戦は、2名の退場者を出しながらもレアル・マドリーが4-2で勝利を収め、トータルスコア6-5でレアル・マドリーが逆転で2008-09シーズン初のタイトルを獲得した。

 先制し、しかも相手は2人少ないという状況から逆転負けを喫したバレンシア。ウナイ・エメリー監督は試合後に「リードし、選手の数でも我々に有利だったのにも関わらず、敗れた。レアル・マドリーはファンの声援、ホームの利を生かし戦う術を知っていた。しかし、我々は組織的な攻撃ができなかった。我々にできることはライバルを称え、このミスを今後に生かしていくことだ」と落胆の色を見せた。

「後半も前半同様にボールをキープし、リードを維持しようとサイドからの攻撃を仕掛けようとしたが、逆に相手にやられてしまった」と振り返ったエメリー監督。リーガ開幕を前にこの敗戦は選手にとってもチームにとってもダメージとなっているが、開幕戦は30日に迫っている。バレンシアに落ち込んでいる時間はない。リーガで好スタートを切るためにも気持ちを切り替え、ミスを修正していかなければならない。

(スペイン通信)