マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、MFクリスチアーノ・ロナウドの復帰が11月中旬までズレ込む可能性があるとコメント。しかし、この老将は復帰を急ぐつもりがないことを強調した。

 昨シーズンの終盤に加え、ユーロ2008の大半を通じ、痛み止めを打ちながらプレーを続けたロナウド。シーズン終了後の7月に右足首の手術を受けた23歳は、当初10月初めの復帰が予想されていた。

 しかし、ロナウドのリハビリを見守るファーガソンは、その復帰が数週間遅れる可能性を示唆。完全復帰のため、リハビリのプロセスを急がせるつもりはないと語っている。

「復帰を急がせるつもりはない。復帰後すぐにケガを再発させるようなことがないように、リハビリが数週間延びる可能性もあるよ。クリスチアーノはジョギングを開始している。ジョギングだけではあるが、喜ばしいニュースだ。リハビリには、1ヵ月行う計画になっている。彼は若いし、復帰が早まる可能性ももちろんある。とにかく、何も急ぐ必要はないんだ」

 ニューカッスルと対戦したシーズン開幕戦をスタンドで見守ったロナウド。今オフの移籍マーケットを騒がせたレアル・マドリー移籍を封印し、マンU残留を決意した23歳だが、プレミアリーグ10試合とチャンピオンズ・リーグ4試合を欠場する可能性が高くなっている。開幕戦を引き分けで終えたマンUにとっては、一日も早い復帰を望みたいところだが、前半戦は昨シーズンのヒーローである背番号7抜きで戦うことが確実となった。