ACミランへ電撃復帰の可能性が囁かれていたチェルシーのFWシェフチェンコ。しかしミランの幹部ガリアーニが21日夜「シェフチェンコ獲得はなくなった」とメディアに語り、この騒動も終焉を迎えることになった。

 スコラーリ新監督からも半ば構想外とされているシェフチェンコを、チェルシーは何としても放出したいそうだが、引き取り手がないのもまた事実。巨額の年俸、リザーブリーグでプレーするまでに落ちたそのパフォーマンスを前に、手を挙げるクラブは古巣のミランのみだった。そのミランも「レンタル移籍で・・・」という始末。何としてもここで売り払ってしまいたいチェルシー側がそれを断ったという成り行きである。

 このままでは“65億円の男”は今季もスタンフォード・ブリッジのベンチに座り続けることになりそうだ。