17日に行われたスペイン・スーパーカップ第1戦では敗れたとはいえ、2ゴールとストライカーとしては最高の形で新シーズンのスタートを切ったレアル・マドリーのルート・ファン・ニステルローイ。

「ゴールを決めてスタートを切るというのは常に良いこと。この2ゴールには満足している。でも、第2戦では逆転しないといけないね」。

 試合後にそう語った32歳のベテランFWは新シーズン初の公式戦でフィジカルコンディションの良さ、ゴール嗅覚が衰えていないことを証明した。そんなファン・ニステルローイの新シーズンの目標はレアル・マドリー加入1年目でマークした33ゴールを目指すことだ。

 2006年にレアル・マドリーに移籍したファン・ニステルローイは1シーズン目、リーガでの25得点を含む計33得点を記録し、リーガ得点王にも輝いた。昨シーズンは足首のケガのため合計33試合で20得点、リーガでは24試合出場で16得点に留まった。しかし、1試合平均得点ではロナウドの0.58得点(177試合で104得点)を上回る0.68得点を記録している。

 シュスター監督は“9番”としてのファン・ニステルローイを信頼し、彼もまた監督の期待に常に応えてきた。足首の問題もすでにクリアし、オランダ代表からの引退を発表したファン・ニステルローイはクラブに集中できる状況となった。1シーズン目の記録を再び残すべく準備に余念がないファン・ニステルローイ。ゴールという形でチームに貢献していくことだろう。

(スペイン通信)