長年に渡ってユベントスに在籍し、イタリア代表としても活躍したアントニオ・コンテ。現在はセリエBに所属するバーリの監督を務めているが、先日、生まれ育ったレッチェにて、ファンから暴行を受けていたことが明らかとなった。

 コンテは休日を利用してバーリから車で約1時間半に位置する生まれ故郷のレッチェの砂浜に。そこに待ち受けていたのはレッチェサポーターだった。数人に取り囲まれたコンテは、「裏切り者はレッチェに戻ってくるな」と言いがかりを付けられ、暴行を受けたそうだ。コンテはレッチェに生まれ育ち、レッチェでも7シーズンを過ごした地元の英雄のはず。しかし、現在はセリエAとBに分かれてはいるものの、同じプーリア州でレッチェ最大のライバルであるバーリの監督に就任したことから、こんな仕打ちを受ける羽目になったようだ。

 両クラブは以前から常に対立し、ダービーマッチの際には再三問題が起こっている。だが、愛する故郷のファンに暴行を受けたコンテは、心身ともに深く傷ついたに違いない。二度と起こって欲しくないものだ。