昨シーズンのリーガチャンピオン、レアル・マドリーとのスペイン・スーパーカップ第1戦への出場が危ぶまれていたバレンシアのスペイン代表FWダビ・ビージャだが、2008-09シーズン最初の重要な一戦に間に合う可能性が高くなっている。

 筋肉の痛みを引きずるビージャはここ2日間、チームとは別メニューを余儀なくされていたが、土曜日の非公開練習ではウナイ・エメリー監督指揮の下、他のメンバーとともに通常のメニューをこなした。試合当日、異例の午前のセッションで痛みがないようであれば、ビージャはスタメンで出場しそうだ。

 ビージャの出場の可否についてエメリー監督は「リーガ開幕を前に、100%でなければリスクを冒せない」と懸念していたが、公式戦初陣となる同監督にとってビージャを計算できることは間違いなく朗報だ。また、17日午前にはビージャの契約の見直しについてクラブ側とビージャの代理人での話し合いも行われる予定となっており、ビージャは自身の将来についてスッキリした形でレアル・マドリー戦に臨めそうだ。

 ユーロ2008大会中に負傷して以来の公式戦にビージャの意欲も相当なもののはず。気分を一新し、チームを牽引していくことだろう。

(スペイン通信)