トッテナムのFWディミタール・ベルバトフが、遂に移籍の希望をクラブに伝えたようだ。今オフ、取り沙汰され続けているマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を求めたもので、近日中に正式契約を結ぶ可能性もありそうだ。

 英国大衆紙『ザ・サン』は、ベルバトフの友人によるコメントを紹介。「ディミタールは、ユナイテッドへの移籍を待ちきれない様子だ。ただ、トッテナムに気を使って、公にはコメントしないんだ。それでも、開幕からユナイテッドで戦いたいようだし、それ以外の選択肢は考えていないみたいだ」と、ブルガリア代表FWの心境を伝えている。

 一方、ベルバトフ獲得に自信を覗かせるマンUのアレックス・ファーガソン監督は昨晩、「ここ2日間のうちに起こることは、君たちを驚かせるだろう」と、戦力補強について、意味深なコメントを残している。

 トッテナム側はベルバトフの移籍金に3000万ポンド(約62億円)を要求しており、マンU が提示する2000万ポンド(約41億円)のオファーを受け入れるつもりはない様子。それでも、ミドルスブラとのシーズン開幕戦ではスタメンで起用せず、セビージャのフレデリック・カヌーテ獲得への動きも伝えられるなど、ベルバトフの放出準備を進めているともとれる動きが目立つ。大型補強で今シーズンの台風の目とも言われるスパーズにとっては、一刻も早くエースの去就が定めたいところだろう。