ラシン・サンタンデールのペルニーア会長がバレンシアのエメリー新監督の構想から外れている選手の状況を確認すべく自らバレンシアに赴いた。ペルニーア会長の狙いはMFウーゴ・ビアナ、エベル・バネガ、フアン・マタのレンタルであり、バレンシアのソリアーノ新会長に直談判している。

 中盤のドゥシェル、セテラ、オルテマン、ジョルディ・ロペスが退団し、新シーズンに向けて少なくとも中盤に3人の選手の補強が必要となっているラシン。加えて、UEFAカップを戦うためにも十分な戦力補強が必要だ。そのためペルニーア会長は選手補強に奔走している。

 これに対し、バレンシアのソリアーノ会長の答えはバネガとウーゴ・ビアナについてはレンタル移籍の可能性があるとしているものの、マタについては可能性はないとのこと。バレンシア側はこの2選手のレンタル移籍話を好意的に受け止めている。ラシンがUEFAカップに参戦することもメリットだ。今後の展開次第ではあるが、バネガとウーゴ・ビアナがラシンでプレーする可能性は高いと言えるだろう。

(スペイン通信)