セビージャのマノロ・ヒメネス監督は結果ではなく、チームの見せた試合内容に満足している。アムステルダム・トーナメント第2戦、対アーセナル戦を1-1と引き分け、最終的に同トーナメントを3位で終えたセビージャだが、ヒメネス監督はこのプレシーズンの中でベスト試合だったとチームの仕上がりに手応えを感じているようだ。

「このプレシーズンでもベスト試合だったと思う。選手たちは100%のコンディションではない中、フレッシュな選手がいる相手と戦った。残念なのは自分たちが作ったゴールチャンスの半分でも決めていれば、このトーナメントで優勝できたはずということだ」。

 金曜日のインテル戦、土曜日のアーセナル戦ともに引き分けに終ったものの、試合内容では相手より勝っていたとチームのここまでの仕上がり具合について「非常にポジティブなもの」と評するヒメネス監督。もちろん不満もある。アーセナルのベラに決められた失点は守備陣のまずいクリアから始まったものであり、修正しなければならないとも。

 攻守のバランスをとること、このプレシーズンマッチを通じて実践しているというヒメネス監督。8月31日のリーガ開幕戦に照準を合わせ、チーム作りにさらに磨きをかけていく。

(スペイン通信)