エスキエル・ガライ(21)が今シーズンからレアル・マドリーでプレーする可能性がでてきた。今年の5月、レアル・マドリーは移籍金1000万ユーロ(約16億5000万円)でガライを獲得したが、2008-09シーズンはレンタル移籍という形でガライはそのままラシンでプレーし、2009-10シーズンからレアル・マドリーに加入するということで合意に達している。

 しかし、ユーロ2008開幕前に負傷したDFファビオ・カンナバーロの復帰にはまだ時間がかかるなど、センターバックの現戦力に不安を抱えるシュスター監督はコロンビア遠征後、ガライを今シーズンからチームに加えるようカルデロン会長に要請したという。

 もしガライを前倒しで獲得する場合、レアル・マドリーは移籍金1000万ユーロに加え100万ユーロ(約1億6500万円)をラシンに支払う必要がある。一方、ラシンはセビージャに移籍したMFアルド・ドゥシェルの代わりを探しており、レアル・マドリーのハビ・ガルシアも対象の一人。レアル・マドリーとしてはガライの前倒し獲得交渉にハビ・ガルシアのレンタル移籍を活かしたいと考えているようだ。

 来週にも両クラブの会長が話し合いを行う予定。現在、アルゼンチン代表として北京オリンピックに出場しているガライだが、オリンピック中にも行き先が知らされることになるだろう。

(スペイン通信)