マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、今オフ最後の補強として、トッテナムのFWディミタール・ベルバトフを獲得したい考えを明らかにした。獲得は来週末になるとみられており、移籍金は2500万ポンド(約53億円)に上る見通しだ。

 新シーズンの開幕を前に、FW陣に補強の必要性を感じると語るファーガソンは、新戦力の獲得を近日中にまとめたい考えで、その最有力候補がベルバトフであるようだ。

「今は、補強の選択肢を色々と探っているところだ。ストライカーについては、3、4人の候補がいる。その中から、いい補強が出来ると確信しているよ。シーズンの開幕までには、獲得が決まるはずだ」

 マンUの攻撃陣は、MFクリスチアーノ・ロナウドとFWルイ・サハがともに戦線離脱中で、FWウェイン・ルーニーもウイルス感染によりシーズン開幕は欠場する見通し。リーグ3連覇を狙うシーズンで、スタートダッシュを果たすためにもベルバトフの獲得はファーガソンにとって最重要事項だ。獲得を巡りトッテナムのダニエル・レビイ会長と舌戦を繰り広げる老将は、首尾よく大物ストライカーを獲得し、シーズン開幕を迎えることができるだろうか。