アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、アストン・ビラのMFガレス・バリー獲得に乗り出さないことを明言した。

 先週末の英国メディアは、リバプールへの移籍が確実視されるバリーを、アーセナルが“横取り”する可能性があると報じた。しかし、ベンゲル監督はこれを否定。今オフのもう1名の補強を目指すことは明言しながらも、アストン・ビラのキャプテンを務めるイングランド代表の獲得には乗り出さないと断言している。

「ガレス・バリーがアストン・ビラから移籍するかどうかは知らないが、この件には関わっていないよ。バリーのことは気に入っているが、他にも好きな選手は2、3名いる。だが、名前を挙げるのは避けよう。すべて想像に任せるよ。これ以上を話すわけにはいかない。獲得が決まれば、ちゃんと発表する。ただ、今のところ、獲得が間近な選手はいない」

 マテュー・フラミニとジウベルト・シルバの2人が欠けた中盤センターの位置に補強を狙っているベンゲル。獲得候補のトップはリバプールのシャビ・アロンソと言われており、同じポジションのバリーがリバプールへ移籍するかどうかが、その鍵を握っている。それだけに、ベンゲルにとっては、バリーの獲得よりも、彼のリバプール移籍が成立することを祈りたいところだろう。