デポルティーボがUEFAカップ出場に一歩前進した。インタートト3回戦1stレグ、ラフィタとリキのゴールでアウェイでのブネイ・サフニン(イスラエル)戦で勝利を収めた。

 前半は眠気を催す試合展開となり、それがスコアにも反映(0-0)。しかし、後半に入ってベテランMFのバレロンが試合の流れを変えた。デポルのチャンスのほとんどはバレロンを起点にして作られ、2ゴールをお膳立て。円熟味を増したバレロンのプレーはチームの勝利に貢献した。

 今年1月、度重なる膝の負傷を乗り越え、およそ2年ぶりに戦線復帰を果たしたバレロンにとって新シーズンに懸ける思いも相当なものだろう。プレシーズンが始動してから間もないこともあり、チームとしての円熟はこれからだが、デポルのテクニックの質は目を引いていた。ロティーナ監督も現段階でのチームの出来と結果に満足していた。

 UEFAカップ進出に向けて大きなアドバンテージを得たデポル。2ndレグでもバレロンがチームを牽引していくことだろう。リアソールでとどめをさす時がきた。

(スペイン通信)