今シーズンのプレミアリーグを4位で終えたリバプールのラファエル・ベニテス監督は、首位マンチェスター・ユナイテッドとの直接対決を制することができれば、来シーズンのタイトル獲得が視野に入ると語っている。

 クラブ史上17度目のリーグ優勝を達成した今シーズンのマンU。これで、通算18度の最多記録を持つリバプールにあと1回と迫った。イングランドの名門クラブの座が奪われる危機に瀕しているリバプールのベニテス監督は、来シーズンのリーグタイトル獲得の鍵はマンUとの直接対決を制することだと断言。今シーズンは勝点11差をつけられたマンUとの勝点差を縮めることだけを考えれば、優勝に手が届くと語っている。

「マンUを一度倒すだけで、勝点6の価値があるわけだ。この差は大きい。当たり前のことだが、リーグ優勝できるのは1チームだけ。つまり、勝点差が3であろうが、11であろうが、そこにあまり意味はない。それに、勝点11の差はそれほど大きなものではない。シーズンの鍵となる1試合に勝利すれば埋まるような差だ」

 マンUとの直接対決で2敗を喫している今シーズンのリバプール。もし両試合に勝利していれば、勝点11差は逆転している計算になる。それだけに、「リバプールは勝ち続ける使命がある。来シーズンは必ずタイトルを獲得する」と語るベニテスは来シーズン、マンU戦の勝利にすべてを賭けるつもりのようだ。