11日、目標であった来シーズンのチャンピオンズリーグ出場を決めたアトレティコ・マドリー。アトレティコのチャンピオンズリーグ参戦は1996-97シーズン以来となるが、チャンピオンズリーグ復帰までの道のりは長かった。

 1995-96シーズンにリーガ、スペイン国王杯の2冠に輝いて以来、チームは下降線をたどり、1999-2000シーズンにはとうとう2部降格。2部でのプレー(2000-01、01-02シーズン)経て1部復帰後も思うような結果は出せず、アトレティコは成功とは無縁のシーズンを重ねてきた。

 この12年間で168人の選手がアトレティコのユニフォームを着てプレーし、13人の監督がチームの指揮を執ってきた。選手獲得に費やした費用も4億ユーロ(約649億円)にのぼっているが、現メンバーの24選手、アギーレ監督を除きファンに喜びを与え、満足させる結果を残すことはできなかった。

 168人の選手、13人の監督がアトレティコに来ては去っていった。すべてはチャンピオンズリーグ復帰のために。そして、ようやく成果となって現れた。来シーズンはリーガ優勝も目標とし、大型補強を敢行するであろうアトレティコ。何人かの選手がチームを去り、新たな選手がやってくるのだろう。

(スペイン通信)