1部残留争いは最終節までもつれることになった。11日に行われたリーガ第37節の結果、残り1枠を懸けた残留争いはサラゴサ(勝ち点42)、オサスナ(勝ち点43)、レクレアティーボ(勝ち点43)、バジャドリー(勝ち点44)の4チームに絞られた。

 残留を懸け最終節での直接対決となるレクレアティーボとバジャドリー、そしてオサスナとサラゴサはUEFAカップ出場圏内を狙うラシンとマジョルカとそれぞれ敵地で戦うことになる。若干有利なのは引き分けでも残留が決まるバジャドリー。逆に最も厳しい状況に追い込まれているのはサラゴサだ。まずは勝つことが絶対条件だが、他の3チームの結果次第、つまり自力での残留はなくなっている。

 もし、レクレアティーボとオサスナが敗れ、サラゴサが引き分けた場合、3チームが勝ち点数で並ぶが、総得点でオサスナが降格となる。いずれにしても、4チームとも降格を回避するには自分たちの結果次第、勝利を目指すしかないということだ。

 優勝はすでに決まっているものの、UEFAカップ出場権争い、そして残留争いと最終節でこれ以上ない熱い戦いが繰り広げられることになる。どんなシナリオが用意されているのだろうか?レバンテ、ムルシアとともに2部降格するのはどのチームか、18日19時50分(現地時間)にはハッキリする。

(スペイン通信)