メインイベントでフランク・シャムロックと対峙するのは、日本でもお馴染みフィル・バローニ

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6月22日(金・現地時間)、カリフォルニア州サンノゼのHPパビリオンでプロエリート系の大会として、再び注目を集めることとなったStrikeforce(ストライクフォース)が開催される。

プロエリート系のPPV大会といえば、フランク・シャムロック×ヘンゾ・グレイシーの一戦をメインに、ジーナ・カラノという女子選手を売り出すことに成功したEXC(エリート・エクストリーム・コンバット)が思い浮かぶが、今回はサンノゼで過去4度の大会開催実績を誇るストライクフォースとの連係で大会を開く。DSE管轄下のPRIDEとの結びつきも強かったストライクフォース、プロエリートと合体したことでも分かるように、反ズッファという姿勢をとり続けている。

今大会のメインは、フランク・シャムロック×フィル・バローニ。PPVカードには、フランク同様にサンノゼ系のファイターがズラリと並んでいる。1994年末にパンクラスでプロデビューを果たして以来、実にプロ13年目を迎えるフランク。ただ、2000年以降では、まだこの試合が5戦目。「決して若くないのに、若いときと同じように試合をするから体を壊す」というフランクは、35歳になった今も、非常に若々しい肉体を誇っている。ただし、彼がUFC王者だった時代と現在を比較すると、MMAの変化は著しい。決して、トップ中のトップとはいえないバローニを相手に、どこまで戦えるのか――という見方をされているのも事実だ。

PPVカードでは、ムリーロ・ニンジャが今や悪名高い存在となったカリフォルニア州アスレチック・コミッションから出場許可を得られなかったため、その代役にハワイアンのフェラニコ・ヴィターレに白羽の矢が立っているという。

散打やドラッカで活躍した地元の人気者カン・リーが、地味強のトニー・フリックランドとの対峙する一戦や、K−1MAXで活躍しUFCで須藤元気を下しているドゥエイン・ラドウィックと英国の新鋭ポール・デイリー、アンダーカードでもエクストリーム・クートゥアー所属マイク・パイル×アーロン・ウェザースプーン戦など、通好みの好カードが揃っている。

Strikeforce
6月22日米国サンノゼ hpパビリオン
対戦カード

フランク・シャムロック(アメリカ)
vs フィル・バローニ(アメリカ)

ジョーイ・ヴィラセニョール(アメリカ)
vs TBA

カン・リー(アメリカ)
vs トニー・フリックランド(アメリカ)

カーター・ウィリアムス(アメリカ)
vs ポール・ブエンテロ(アメリカ)

ドゥエイン・ラドウィック(アメリカ)
vs ポール・デイリー(イングランド)

TBA
vs ビクトー・“ジョー・ボクサー”バレンゼラ

マイク・パイル(アメリカ)
vs アーロン・ウェザースプーン(アメリカ)