脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「ゆっくりと休むと、夢が見つかる。」を公開した。動画では、日々忙しく追われる現代人に向けて、立ち止まって休むことの重要性と、そこから生まれる新たな気づきについて語っている。

茂木氏は冒頭、「常々休むことが大事だと言っている」と切り出し、十分に休むことで「自分の夢がまた見つかることが多い」と独自の視点を提示。日々の生活や仕事に追われ、立ち止まってゆっくり考える時間がないと、そもそも自分が何を希望し、何をやりたかったのかを忘れてしまうと指摘した。

そして、しばらくゆっくりと休む時間ができると、本来の思いが蘇ってくると説明。別のことを考えたり、異なる過ごし方をしたりする可能性に触れつつも、「ぽっかりと空白を作ることによって、普段抑圧されていた記憶とか感情が蘇ってくる」と語り、そこに再び自分の夢が見つかることがあると解説した。その結果、「生きる元気が出てきて、また頑張ろうと思える」と、休養がもたらす効果を強調している。

さらに、忙しさを「心を亡くすこと」と表現する説教くさい小話には好感を持たないとしつつも、一面の真理であると認識。日々の生活や世の中の動きにとらわれすぎていると、「怒っているおじさん」になってしまうと述べ、「おじさんの夢があったはずなんだけど、忘れてしまっているから怒っている」と、社会に対する不満の根底にある心理を推測した。

最後に茂木氏は、視聴者に向けて「もっと自分のやりたいこととか、自分の行きたい場所とか、そういうことを思い出すようなきっかけが、この夏少しでもあったらいいなと思います」と語りかけた。忙しない日常から離れ、空白の時間を作ることで本来の自分を取り戻すという、現代を生きる人々にとって重要な提言で動画を締めくくっている。

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