ラグビー選手が熱中症で死亡「高温多湿」夕方も注意 医師に聞く
ラグビーのリーグワン2部、九州電力キューデンヴォルテクスの選手が死亡しました。夕方の練習後、熱中症の症状がみられ病院に搬送されましたが、回復しなかったということです。
チームによりますと、亡くなったのはフィジー出身のサイモニ・ヴニランギ選手(26)です。
ヴニランギ選手は8月3日、午後3時から室内でウエートトレーニングを開始しました。
ランニングの終盤にふらつくなどしたため、練習を中断し、体を冷やしたりしましたが、意識の混濁があったため救急車を呼んだということです。
その後、ヴニランギ選手は福岡市内の病院で治療を受けていましたが回復せず、7日午前、死亡が確認されました。
練習が行われた3日の福岡市の最高気温は36.9℃。
チームは夕方に練習時間を設けるなど対策をとっていましたが、専門家は次のように話します。
◼井上さとし内科・井上聡 院長
「高温多湿な環境が熱中症の原因であり、最近の天候だと午後5時を過ぎても30℃近くなったり、湿度も60パーセント以上に上昇していることが多いので、そういう場合はリスクがあると思います。」
井上院長によりますと、原因の一つと考えられるのが「高温多湿」です。
気温が28℃以上、湿度が60パーセントを超えると、熱中症のリスクが高まるといいます。
実際、練習が行われた3日午後5時の福岡市の気温は34.5℃、湿度は65パーセントでした。
また、体力があるとされるラグビー選手が死亡したことについて、井上院長によりますと、体温が上昇し多臓器不全に陥った可能性も考えられるということです。
◼井上院長
「50分前後でそういうふう(熱中症)になると考えると、小さいお子さんなどはすぐに脱水になりやすいので、10~15分、目を離さないようにして、少しでもだるそうにしていたら霧吹きをして、うちわなどの対策をすることが大事だと思います。」
連日続く、うだるような暑さ。
夕方であっても油断せず、特に体を動かす際は細心の注意が必要です。
福岡県内は10日、太宰府市で最高気温35℃の猛暑日となるなど、厳しい暑さとなりました。
FBSのまとめでは、この日、福岡県・佐賀県内で熱中症や熱中症の疑いで搬送された人の数は、午後4時半までに32人となっています。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年8月10日午後5時すぎ放送
