ドメネク監督が15日に発表した代表メンバーの中に、またしてもリュドビック・ジュリ(バルセロナ)の名前はなかった。最後に出た代表戦は、2005年10月12日にさかのぼる。世界屈指のビッグクラブに在籍し、W杯予選で中心メンバーとして活躍しながら、本大会のメンバーから外れ、それ以来、代表選考があるたびに「ドメネク批判」を繰り返している。

 ジュリは落選の悔しさと疑問をラジオ局「RCM」のマイクにぶつけた。「きょうは結果に注目していた。正直言って自分が選ばれると思っていたから。次は重要な試合だ。リベリがケガし、ビルトールは復帰したばかり。本当に選ばれると信じていた。いまはもう何も信じない。どうすればいいんだ? 自分がどうしてリストに入らないのか理由がわからなかったが、もう明らかだ。彼(ドメネク監督)は僕を好きじゃないんだ。受け入れるのはつらいことだ。もう終わりかって? ああ、もういい。僕は10ヶ月待った。W杯のあと、僕はユーロ予選を待つと言った。きょうはチャンスがあったんだ。代表入りを死ぬまで待つわけにはいかない。仕方がないとあきらめるしかない。あの監督がいる限り、フランス代表はないってことだ。彼にとって僕は虫が好かないんだ、それだけさ!」