誰もマラドーナの領域に達することはできないと語るメッシ<br>【(C)Kiminori Sawada】

写真拡大

 “マラドーナの後継者”と言われて久しいリオネル・メッシ(19=バルセロナ)が本家に対する思いを包み隠さず語った。15日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙の特集インタビューの中で、メッシは「マラドーナに電話?恥ずかしくて出来ないよ」と純情な一面を覗かせている。インタビューは自然とマラドーナの話に及んだ。

――マラドーナ本人も後継者発言をしているが?

メッシ:彼は自分に対して常に優しい言葉をかけてくれる。ただ、僕は“後継者”だなんて考えてもいないよ。誰も彼の領域には達することは出来ない。

――最近、話す機会はあった?

メッシ:いや、ないよ。周囲からは『彼に電話して感謝しないと』と言われているけど、自分からは電話できないよ。

――なぜ?

メッシ:恥ずかしいし。誰だって、自分の中での“神話的人物”に簡単に電話など出来ない。僕は内気な性格だから

“マラドーナの後継者”の名に恥じない能力を発揮し続けるメッシにも、本家はやはり偉大な存在として映っている。

佐藤 貴洋