気象予報士が予測するラニーニャ影響下の冬、寒波と大雪に警戒を

気象予報士の松浦悠真氏が、「マニアック天気」の最新動画で、11月から1月にかけての3ヶ月予報を詳細に解説しました。動画のタイトル通り、冬の期間にラニーニャ現象が起こる可能性が高まり、日本列島の気候に大きな影響を及ぼすとしています。具体的には、「11月は高温傾向が続きますが、12月以降は寒気が流れ込みやすくなる」と指摘し、特に「極端な状態の冬になる」という見解を示しました。

松浦氏は、今回の天候予測の背景にある原因として、ラニーニャ的な海面水温の変化を挙げます。太平洋の赤道上での水温が西側で高く、東側で低い「ラニーニャの特徴的な構造」が確認されており、「このために日本では強い寒気が流れ込みやすくなる」と説明しました。ただ、ラニーニャの影響は日本全土に均一に及ぶわけではなく、「北日本では強烈な暖気もあり、西日本や東日本、南西諸島には顕著になりやすい」と強調しています。

また、松浦氏は、11月から1月にかけての偏西風の動向にも注目を集めており、「冬の間、偏西風が南に蛇行しやすく、日本付近で低気圧が発生しやすくなる」との見解を述べました。このため、一度に大量の寒気が流れ込む瞬間があり、「大雪が一気にもたらされる極端な冬になる」と警鐘を鳴らしています。特に、「湿った雪による被害が考えられ、十分な警戒が必要」と警告を発しました。

動画の最後に松浦氏は、11月は高温傾向があるものの、冬の訪れとともに「寒波が訪れるタイミングで一時的に厳しい寒さに見舞われることがある」と締めくくりました。また、特典付きのメンバーシップ情報を提供し、興味がある視聴者に対して参加を促しています。