キャンプ場に来た“金持ち迷惑客”が「まさかの行動」に…。経営者を悩ませる迷惑客の実態
◆片付けが面倒になった客が“まさかの行動”に
雨の中、ギアを収納したり、タープやテントを畳んだりするのは骨が折れる作業だ。慣れた人でも雨中の撤収作業はツラいのだが、初心者にとってはなおのこと。一緒に来ていた人も自分の片付けで精一杯で、なかなか撤収作業が捗らずにいると、驚きの行動に出たという。
「なんと……、キャンプ道具を片付けず、そのまま帰っちゃったんです。キャンプグッズがそのままの状態で帰宅したので、あとから電話したら『全部処分してくれ』って、そんなんできるわけないじゃないですか。それはできないから取りに来てくださいって言ったら、『カネ払えばいいのか? いくらだ?』って逆ギレ。それからは何度電話しても出てもらえず、仕方ないから回収してレンタル品として使ってます」
キャンプの楽しさには“不便を楽しむ”こともあるだろう。カネを払えばなんとかなると思うその心では、キャンプは楽しめなかったのではないだろうか。
文/谷本ススム
【谷本ススム】
グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター