ナ・リーグを制覇したドジャース(C)Getty Images

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ドジャースの大谷翔平投手は10月20日(日本時間21日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズの第6戦となる本拠地でのメッツ戦に「1番DH」で先発出場。
大谷は初回に逆転を呼び込む右前打、6回裏に追加点となる適時中前打を放ち、4打数2安打1打点。4年ぶりとなるドジャースのナ・リーグ優勝に貢献した。

■「今、この瞬間から世界一を目指す」


9回表、最後の打者が二ゴロに倒れ勝利が確定すると、ベンチから飛び出した大谷は、足首を負傷しているフレディ・フリーマン内野手を気遣うようにふたりで歓喜の輪へ。
その後、セレモニーではムーキー・ベッツ内野手から優勝トロフィーを渡され、中央で頭上に掲げ記念撮影に収まった。
11日(同12日)にパドレスを下し、地区優勝を決めた日の集合写真では目立たないポジションに控え、「大谷さんどこ?」「大谷さんを探せ」と“捜索願い”が相次いだが、この日は違った。
試合後のインタビューでは「僕がずっとプレーしたい場所だった」と自身初のポストシーズンを噛み締めた大谷。
ドジャース移籍1年目から本塁打王と打点王の打撃二冠のタイトルを掴む活躍を見せ、MLB史上初の「54-59(54本塁打59盗塁)」を記録。ポストシーズンでは42打数12安打の打率.286、3本塁打10打点。得点圏では9打数6安打の打率.667と勝負強さを見せ、ドジャースの4年ぶりリーグ優勝への原動力となったのは間違いない。
「今、この瞬間から世界一を目指す」と次へ向いた大谷。25日(同26日)からは、ア・リーグの打撃二冠王アーロン・ジャッジ外野手率いるヤンキースとのワールドシリーズへ挑む。