「この行き遅れ!」30歳の孫娘を傷付けた祖母 → 2年後、その報いを受けることに──

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たとえ家族であったとしても、許し難い発言というものがあります。
人によっては、それが理由で相手と疎遠となる場合もあるでしょう。
また、そのようなことが繰り返し行われれば尚更、心も離れてしまいます。
今回は、筆者の知人女性Fが祖母と距離を置くに至ったケースをご紹介しますね!

祖母の心無い発言に辟易......

私の知人女性Fは、短大を卒業後、実家の近くにあるアパートに暮らしていました。
そして余裕のある時には実家に顔を出し、持病のある祖母を病院へ送迎したり、実家の畑の手伝いを献身的に行っていたそうです。

しかしそんなFに対し、彼女の祖母は顔を見る度に「仕事ばっかりしていないで、早く結婚しなさいよ!」と言ってきました。
祖母が24歳の時に結婚していたので、30歳で独身のFに対し「行き遅れ」とまで言ってきたそうです。
そんな祖母の言葉に、Fは常に胸を痛めていました。

結婚を決めたF

そんなFも、仕事を通じて出会った男性と32歳の時に結婚することとなります。
両親を含めた家族全員がFの結婚を心から祝福し、Fは皆にお祝いされながら盛大な結婚式を挙げました。

結婚式にはFの祖母も出席し「これで一安心だわ! やっと曾孫の顔が見られる!」と言っていたそうです。
ただ残念ながら、祖母の思っていた通りに物事は運びませんでした。

すっかり疎遠に

Fは結婚後、夫の転勤の関係もあり、海外へ行ってしまいました。
F曰く、祖母と距離を置きたいこともあり、思い切ってこのような決断をしたとのことです。

祖母としては今までのように「家にちょくちょく顔を出してくれると思っていた」とのことですが、Fとしては「祖母の発言に傷ついていたし、これからは極力顔を合わせたくない」というのが、正直な気持ちでした。

Fのこの気持ちを尊重して、両親も「今までお前はよくやってくれたから、後は自由に生きなさい」と言ってくれているそうです。
Fの祖母としては、何気なく放った一言だったのかもしれません。
それでもやはり「親しき中にも礼儀あり」ですから、Fの意志を尊重してほしかったですよね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。