秋田朝日放送

2023年夏の記録的大雨の復旧作業をめぐる贈収賄事件で再逮捕された秋田県の職員が複数の業務を1人で行っていた可能性があり業務の実態を県が調べています。

収賄の疑いで再逮捕され8日に送検されたのは県職員の三浦学(49)容疑です。警察によりますと、三浦容疑者は2023年7月に発生した大雨災害に伴う秋田中央道路のトンネルの排水業務で契約を結んだ業者に対し、横手市の会社を再委託先としてあっせんしその見返りとして現金100万円を受け取った疑いが持たれています。三浦容疑者に現金を渡したとして贈賄容疑で逮捕された横手市の土木建築会社「クラフト」の役員小松谷行義容疑者(51)も8日送検されました。

三浦容疑者は8月に別の贈収賄事件で逮捕・起訴されていました。

県建設部は大雨の対応で業務がひっ迫し三浦容疑者が複数の業務を1人で行っていた可能性があるとして調査を進めています。8月の起訴を受けて三浦容疑者は休職中となっていて県は公判の状況を見ながら処分を決めるとしています。