2シーズン連続でのレンタルが決定した中井。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

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 レアル・マドリーが保有する中井卓大は現地7月18日、スペイン3部(グループ1)のアモレビエタへのレンタル移籍が決定した。

 現在20歳のMFは、昨シーズンも3部のラージョ・マハダオンダに貸し出され、18試合(先発5)で0ゴール・0アシストに終わっていた。

 同じく3部を戦うレアル・マドリー・カスティージャ(Bチーム)に戻れなかったということは、マドリーはもう中井を見限ってしまったのか。

 レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は「アンチェロッティは彼を頼りにせず、マドリーは彼にもう1シーズンを与えた。イタリア人監督はチームに彼の居場所を見つけられなかった」と綴った。
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 同メディアは「マドリーは、その成長から目を離すつもりはない。彼は傑出したクオリティを持ち、ピッチ上で注目を集める選手だ。このオペレーションはすべての関係者にとって有益であると推定される」と主張。こう続けている。

「たとえ彼が白いジャージを着なくなったとしても、現ヨーロッパ王者の指導者たちは彼を見失わず、考慮に入れるだろう。カルロ・アンチェロッティ監督はこの選手を気に入っており、彼には非常に興味深い将来があると信じている。にもかかわらず、彼のいまの序列では、居場所がないと考えている」

 記事は「来年10月に21歳になるナカイ“ピピ”タクヒロ。彼にはこれから長いキャリアが待っており、ホワイトハウスの扉は閉ざされていない。何が起きても不思議ではない」と締め括った。

 まだ将来的なトップチーム昇格の可能性は残されている。そう見解を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部