大根仁監督、『地面師たち』キャストに苦笑い 迫力ありすぎて「あまり並びにいたくない」
![『地面師たち』完成報告会に出席した大根仁監督(C)ORICON NewS inc.](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/a/3/a3d31_760_2334867_20240704_212102_size640wh_17105550-m.jpg)
【写真】舞い上がる紙幣!迫力ある演出で驚かせた綾野剛ら豪華俳優陣たち
実在の地面師事件に着想を得た新庄耕氏の小説が原作。不動産売買をエサに巨額の金を騙し取る詐欺師集団<地面師>による前代未聞の事件を描く。綾野剛は地面師詐欺の道に踏み込む男・辻本拓海役、豊川悦司は巨額詐欺を率いる大物地面師・ハリソン山中を演じる。「交渉役」の拓海のほか、「情報屋」の竹下(北村一輝)、なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子(小池栄子)、「法律屋」の後藤(ピエール瀧)が登場する。
本作について大根監督は「この話は地面師たちと騙される不動産デベロッパーの人たち、事件を追う警察という3つの柱が絡み合いながら進んでいく。まずはやっぱりメインの地面師グループを、どう魅力的に撮るかを、すごく考えた」と振り返る。中でもこだわったのはキャスティングだそう。
「脚本を書く時に『この人に演じてもらいたい』と想像しながら書くんですけど、その時の第1候補で挙げていた皆さんが見事にそろったんですよ」としみじみ。「やっぱりこの5人がそろった時の得も知れぬ迫力、魅力がある。見ていただく通り、怪しさが、社会だとちょっと、あの…」と5人に合うOKな表現の言葉選びに苦戦しながら「あんまり僕、並びにいたくない。怪しさという点では似たようなビジュアルだと思いますけど」と笑っていた。
イベントには、綾野剛、豊川悦司、北村一輝、小池栄子、ピエール瀧も参加した。