『グレイズ・アナトミー』マーク役エリック・デイン、「解雇されたと思う」と降板を回想

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米ABCの人気長寿医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』でマーク・スローン役を演じたエリック・デインが、依存症の問題で番組を解雇されたのではないかと、自身の降板を振り返っている。

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薬物依存症と出演料の問題

シーズン2より番組に参加したエリックは、シーズン8で自身が演じるマークが飛行機事故で亡くなるまでレギュラーを務め、シーズン17で主人公メレディス・グレイが見る夢の中で再登場を果たした。

米ポッドキャスト番組『Armchair Podcast(原題)』に出演したエリックが、「『グレイズ・アナトミー』での8年間を振り返ると、しらふだった期間よりもメチャクチャだった期間の方が長かった。その頃に、自分にとって物事が道を外れ始めたんです」と回想している。

長年にわたって薬物依存症の問題を抱えていたことを公言しているエリックは、「僕は解雇されたと思います」と続け、依存症の問題だけでなく、自身の出演料も解雇の要因の一つだったのではないかと述べている。

「番組に多くの時間を費やした多くの俳優と同様に、放送局にとって僕は非常に(出演料が)高くつき始めていました。それに放送局は誰を出演させようと、番組がやることを分かっていたからね。グレイがいる限り、問題ないんです。僕は彼らが雇った時とは同じ人間ではなかったから、解雇された時は(その理由を)自分で理解していました」

クリエイターのションダ・ライムスは、公私ともにエリックのことをしっかり守ってくれたそうだが、「それでも僕はクビになったのでしょう。“君はクビだ”というお決まりのセリフではなく、ただ、“もうあなたは戻って来ませんよ”という感じでした」と回顧した。

『グレイズ・アナトミー』を降板後にエリックは、戦艦アクションドラマ『ザ・ラストシップ』で5シーズンにわたって主演し、米HBOの青春ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』では、今まで演じたことのタイプのキャラクターにチャレンジしている。最新作となる刑事アクション・コメディ映画『バッドボーイズ RIDE OR DIE』には悪役として出演し、新境地を開いている。

『グレイズ・アナトミー』は、Disney+にて配信中。(海外ドラマNAVI)

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