高畑充希“婚外恋愛と風俗どっちが許せる?”を明かす。大河ドラマから「セックスレス夫婦ドラマ」まで話題
現在、NHK大河ドラマ『光る君へ』の中宮定子役も好評の高畑充希さん(32歳)。

主演ドラマ『1122 いいふうふ』の配信が、Prime Videoにてスタートしました。岡田将生さんと初共演となった本作では、30代夫婦のリアルでいびつな姿が描かれていきます。

セックスレス、夫の婚外恋愛、女性向け風俗と、気になるエピソードが連続する物語で、“いいふうふ”を見つめた高畑さんに話を聞きました。

◆女子会シーンの会話に「あるある過ぎる」

――もともと渡辺ペコさんの原作コミックを読まれていたとか。

高畑充希さん(以下、高畑)「原作がすごく好きで、ドラマになったらすごく面白いだろうなと思ってました。“ドラマになったら”といつも考えているわけではないですけど、この『1122 いいふうふ』に関しては強く思ったんです。人間臭くて、生身の人間が演じるのを見られたらって。

ただ当時は、自分が20代だったので、自分自身が演じるという発想はありませんでした。それに性的なトピックも結構あるので、地上波では無理だろうなとも思ってました。そこから月日が経って配信も普及して、自分に一子(いちこ)役がめぐってきて、すごく縁を感じました」

――いちこが友達と話している女子会も面白いです。

高畑「あるある過ぎる、分かるなと思ってました。ああいう女子会って、芯を食ってる感じがあって、センシティブな会話でもシリアスになりすぎずに、それをどこか面白がって喋ってる。

女性って男性よりむしろドライだし、現実主義者のところもあると思うし、私自身、年齢的にも女友達と妊活の話とか、性に関する話も普通にするので、そういう女子会を聞かれてたんじゃないかなというくらいのセリフでした(笑)」

◆婚外恋愛と風俗、どっちのほうが許せる?

――「地上波では無理だろう」と思ったとのことですが、“おとやん”こと夫の二也(おとや)がいちこ公認の「婚外恋愛」をしたり、いちこが女性向け風俗に興味を持ったりと、たしかに際(きわ)どいピソードが満載です。

高畑「いろんな世代のお友達と話す機会があると、本当にいろんな夫婦がいて、独身の方でもいろんな考え方があるので、私はいろんな関係に否定的ではありません。ただ実際に、いちことおとやんのような出来事があって、夫婦が成立するのかなというのは考えました。

でも私世代が年下の男の子を買うと聞くと、センセーショナルに感じがちだけど、そこに至るまでの過程が丁寧に描かれているし、この物語が面白いのは、そもそもみんな自分の正義で動いているのが、こんがらがってくるところなんですよね」

――ちなみに感覚としては、婚外恋愛と風俗では、どちらのほうが許せますか?

高畑「たぶん男性からすると、風俗に行かれるほうが嫌なのかなと。おとやんみたいに引いたり。

自分なら、自分の夫や彼氏が外でガチ恋愛するなら、お金を払っての関係の方がましですかね。相手もプロだから。気持ちを持っていかれるほうが傷つくんじゃないかなと思います」

◆「楽しくやろうぜ」の高畑充希と、考えるタイプの岡田将生

――おとやんを演じる岡田将生さんとは初共演ですね。

高畑「最初は、岡田さんと二也って印象が違うのかなって思ったんです。“おとやんっているかいないか分かんない”みたいなセリフもありますが、岡田さんはとても存在感のある俳優さんなので。でもいざ本読みをやってみたら、おとやんがそこにいました。

あと、岡田さんと今泉力哉監督(『愛がなんだ』『からかい上手の高木さん』)がすごく考える方なので、私はあまり考えないでいようと。そのバランスでやってました」

――岡田さんと今泉監督は、高畑さんとはタイプが違いました?