「日本の文化なのか」大谷翔平が貫くゴミ拾いに再脚光 米記者が“習慣化”に感服「我々もショウヘイのようにするべき」

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プレー面以外でも脚光を浴びる大谷。これも彼のスターたる所以だ。(C)Getty Images

 スーパースターとなっても変わらない振る舞いに脚光が集まっている。

 現地時間6月13日、ドジャースの専門サイト『Dodgers Nation』は「ショウヘイ・オオタニがいつもゴミ拾いをする理由」と銘打った記事を掲載。今季からチームの一員となった大谷翔平が見せるプレー以外の所作をクローズアップした。

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 今では“当たり前”の光景となった大谷のゴミ拾い。これは花巻東高校時代に佐々木洋監督から「ゴミを拾うことで運を拾う」と教わって以来、意識的に取り組んできたものだ。自らが作成した目標達成シートの「運」の項目にも「ゴミ拾い」と書き込むなど、プロに入ってからも欠かさずに実践してきた。

 そんな大谷のゴミ拾いにふたたび関心を寄せた『Dodgers Nation』のノエル・サンチェス記者は、「One man’s trash is another man’s treasure(ある人にとってのゴミは、別の人にとっては宝もの)」という英語のことわざを紹介。そのうえで「オオタニにとって、ある人のゴミは幸運の源なのだ」と高校時代からの取り組みを伝えた。

 やはり一連の振る舞いはメジャーリーグにおいては稀有だ。ゆえに「オオタニにとってゴミ拾いは目新しいことではない。エンゼルスに在籍した6年間でも、彼は球場などをゴミのない状態していた」と振り返るサンチェス記者は一時的なものではない行動に目を丸くする。

「彼はドジャースと北米スポーツ史上最高額の契約を交わした今も『自分に運が舞い込むように』とゴミを拾う行動を続けている。我々も彼のようにゴミ拾いの習慣をつければ、同じぐらいの幸運が舞い込むかもしれない。これが日本の文化なのか。彼は子どもの頃に挙げた目標を実践し続けている。もしゴミが落ちているのを見かけたら、我々もショウヘイのようにするべきだ」

 米球界で評価を高め続けている大谷。そのワケは投打に異彩を放つグラウンド上でのパフォーマンスだけではない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]