大谷翔平は「苦戦」している? 現地記者の不安を打ち消す8試合ぶりのマルチ安打! チームは逆転勝利で連敗ストップ

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大谷が8試合ぶりのマルチ安打を記録。チームは逆転勝ちを収めた(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間6月14日(日本時間15日)、本拠地ドジャースタジアムでのロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、4打数2安打の成績だった。チームは3-3の同点で迎えた8回、フレディ・フリーマンの適時打で4-3と逆転勝利を収め、連敗を2でストップさせた。

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 大谷は初回の第1打席、ヒット性の当たりだったが遊ゴロ、4回の第2打席はチーム初安打となる強烈な右前打を放ち、2試合ぶりの安打となった。6回の第3打席では中前打を放ち、8試合ぶりのマルチ安打を記録。8回一死二塁の勝ち越しの場面では遊飛に倒れている。

 前日に本拠地で行われたレンジャーズ戦では4打数無安打に終わったが、11、12日の試合では2試合連続本塁打を放ち、ナ・リーグ本塁打争いではこの日、ブレーブスのマルセル・オズナがレイズ戦で19号3ランを放って2本差となっている。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、記事の中で「ショウヘイ・オオタニは苦戦している」とし、大谷が5月16日のレッズ戦でハムストリングを負傷するまで、44試合で打率.360、出塁率.430、長打率.669、12本塁打、30打点、OPS1.099を記録していたが、5月17日以降は23試合で打率.204、出塁率.275、長打率.409、5本塁打、14打点、OPS.683と、成績が下降していることを紹介。

 「オオタニはハムストリングの負傷がプレーの妨げにはなっていないと明言しているが、それが長期にわたる不調につながっているのは明らかだ」と、同記者は分析していた。しかし、6月後半に入るタイミングで復調の気配は漂っている。

 試合前まで67試合で打率.306、17本塁打、44打点で、盗塁はここまで15個をマーク。メジャー通算101盗塁を記録しており、日本選手では2位の松井稼頭央に並ぶ102盗塁まであと「1」となっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]