大谷翔平の17号アーチは“空砲”に 2戦連発に「イェーイ!」ベンチで喜びの声上げるも…チームは5回の逆転3ランに泣く

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大谷が2試合連発の17号本塁打を放ったが、チームは逆転負けを喫した(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間6月12日(日本時間13日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数1安打1打点の成績だった。チームは2-3と逆転負けを喫し、大谷の17号先制ソロは空砲に終わった。

【動画】2試合連発!大谷翔平が右中間席へ17号アーチを叩き込む!

 初回、大谷は第1打席に2戦連発となる17号ソロを右中間席へ放り込んだ。打球速度105.2マイル(約169.3キロ)、飛距離424フィート(約129.2メートル)、角度26度だった。ベンチに戻った大谷は「イェーイ!」と喜びの声を上げて、チームメイトに祝福された。

 レンジャーズの先発はジョン・グレイで、大谷は試合前まで通算10打数4安打、打率4割、2本塁打と好相性だった。その右腕相手に第1打席でいきなり結果を残した。3回の第2打席も強い打球を放ったが右直に倒れた。

 1-3と2点を追う5回二死の第3打席は中飛に仕留められ、打った瞬間に悔しそうな表情を見せた。8回の第4打席は空振り三振に倒れている。

 前日の同戦は1イニング4本塁打などでチームは大勝。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』はXで、大谷の2戦連発が生まれたあと「昨夜はドジャースタジアムでホームランダービーを見たが、オオタニはきょう来たファンにもショーを見せるつもりだ」と投稿した。

 ドジャースは大谷の先制ソロで1-0とリードしていたが、5回一死一・二塁からコリー・シーガーに逆転3ランを浴びてしまい1-3となり、9回に1点を入れて粘りを見せたが、追いつくことはできなかった。

 大谷は試合前まで65試合に出場し、打率.312、16本塁打、43打点、15盗塁をマーク。前日の初回に四球を選んで、すかさず二盗を決めた。メジャー通算101盗塁となり、日本選手で松井稼頭央に並ぶ102盗塁まであと「1」と迫っている。

 連日、本拠地のファンを熱狂させた背番号「17」は、この日の一発で本塁打争いはナ・リーグトップを走るマルセル・オズナ(ブレーブス)に1本差と迫った。6月中旬に入り、本塁打量産態勢となりそうな予感がする。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]