「オオタニの6月がやってきた」“お得意様”を粉砕した貫録の2試合連続弾 ノッてきた大谷翔平に米記者も愕然「また痛めつけた」

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ベースを一周し、フリーマンの出迎えを笑顔で受ける大谷。(C)Getty Images

 いよいよ復調の兆しを見せ始めたか。大谷翔平(ドジャース)が貫録の一打を見せつけた。

 現地時間6月12日に本拠地で行なわれているレンジャーズ戦で大谷は、「2番・指名打者」で先発出場。初回の第一打席で2試合連続となる17号ソロホームランを放った。

【動画】2試合連発!大谷翔平が右中間席へ17号アーチを叩き込む!

 この日の相手先発ジョン・グレイは、この試合まで通算打率.400(10打数4安打)、2本塁打を記録していた、いわば“お得意様”。そんな右腕を大谷は見事に打ち砕いた。1死無塁で対峙した背番号17は、フルカウントから真ん中低めに投じられた89.8マイル(約144.5キロ)のスライダーを強振。すくい上げるように打ち出した打球は、瞬く間にライト方向へ消えていき、フェンスを越えた。

 打球速度105.2マイル(約169.3キロ)、飛距離424フィート(約129.2メートル)という目の覚めるような一打で、2試合連続弾とした大谷。得意の6月に入って復調傾向を見せ始めた偉才には、現地記者も賛辞を寄せる。

 日々ドジャースの情報を発信し続ける専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カマラス記者は、自身のXで打った瞬間の一発を「ショウヘイ・オオタニの6月がやってきたぞ」と絶賛し、さらに「この男は最高だ」とも強調した。

 ちなみに今季好調のグレイが本塁打を打たれたのは4月11日以来、実に50イニングぶり。これを紹介した米紙『Dallas Morning News』のレンジャーズ番であるエバン・グランド記者は「オオタニはまた野球を痛めつけた」と指摘。その傑出した仕事人っぷりに脱帽するしかない様子だ。

 強敵レンジャーズとの対戦で主砲の仕事を果たす大谷。その存在感に熱視線が注がれている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]