筆者のようなVRユーザーにとって困るのは、旅行中にVRで遊べないという問題である。じつは今回の台湾取材中にも、開発しているVRChatワールドのテストをする必要があって、仕方ないのでVRではなく、PCのデスクトップモードで入ったのだが、できればVRで確認したいところ。そんなときに便利なのが、ThermaltakeのMini-ITXケース「TR100」だ。

旅行先でもVR?

型番の"TR"はトラベルを意味しており、旅行で持ち運ぶことを想定して開発。コンパクトなMini-ITXケースながら、VRでも使えるように、最長36cmのグラフィックスカードが搭載可能だ。そのほか、電源はSFXに対応。28cmラジエータも利用できる。発売は、今年Q4を予定しているという。

TR100は非常にコンパクトなMini-ITXケースだ

グラフィックスカードと簡易水冷を搭載可能

面白いのは、VRのシステムごと運ぶことも想定していることだ。専用スーツケースには、TR100のほか、キーボード、マウス、VRゴーグルを収納可能。これ1つ持って行けば、旅行先でもPC VRを楽しむことができて便利だ。そのほか、仕事の客先に持って行くような用途にも使えるだろう。このセット販売については、現在検討中とのこと。

専用スーツケースだと、クッションもあって安心