台湾・台北市にて6月4日、ICT展示会「COMPUTEX TAIPEI 2024」が開幕する。昨年、4年ぶりの通常開催となったCOMPUTEX TAIPEIであるが、前回の1000社(26カ国)から今回は1500社(36カ国)と出展社も増え、本格的な再始動となる見込みだ。どんな展示があるのか気になる人も多いだろうが、まずは、開幕直前の様子からレポートしたい。

今年もCOMPUTEXの時期が来たぞ!

COMPUTEX TAIPEIの今年のコンセプトは「connecting AI」。6つの分野(AIコンピューティング、高度なコネクティビティ、未来のモビリティ、没入型リアリティ、サステナビリティ、イノベーション)を主要テーマとして、7日(金)までの4日間、前回同様に台北の南港展覧館にて開催される。

南港展覧館のホール2。残念ながら今年の会期中はずっと天気が悪そう

新しいビルの隣にすごく古い建物が並ぶのもなんとなく台北っぽいと思う

会場となる南港展覧館は、全2ホールを使用。これまで、自作PCに関係するブースはホール1の1Fと4Fに集中しており、筆者もここが取材の中心になっていたのだが、出展社が増えた今年はホール2側の4Fも新たに展示フロアになっており、見所が増えそうだ。

南港展覧館のフロア構成。右がホール1で、左がホール2だ

こちらがホール1。自作PC関係のブースはこちらがメインになる

ちなみに昨年は、マザーボードやグラフィックスカードの展示が驚くほど少なかったのだが、事前に公開情報を見た限りでは、今年は板モノの新製品もそれなりにありそうなので、期待したいところだ。またPCケースやクーラーなどで、いかにもCOMPUTEXらしいヘンテコな展示などもあると思うので楽しみにしたい。

昨年のCOMPUTEXを象徴する一品といえば、Cooler Masterのブースで見かけた靴型PC「Sneaker X」だろう。筆者の心の中で「こういうのでいいんだよ、こういうので」という声が聞こえたとか聞こえなかったとか

また、頭に巨大なヒートシンクを乗っけたStreacomのファンレスゲーミングケース「SG10」も衝撃的だった。最近はあまりファンレス系のネタを見かけることがないので、こういうのも期待したい

まだ前日なので展示フロアには入れないものの、最後に、絶賛設営中のブースの様子を掲載しておこう。マイナビニュースでは、これから順次、展示やキーノートの取材記事を掲載していくので、今年もどうぞお楽しみに!

昼頃に撮影したホール1の4F。奥に見えるASUSやMSIなど、お馴染みのメーカーのブースが集中している

ホール2の1F。前回はこちらにほとんど来なかったのだが、今年はJONSBOやThermalrightの名前も見える

まだ何も無かったが、ホール2の1Fには、AIテーブルテニスという看板が出ていた。明日からだろうか

会場には、台北メトロの駅が直結。雨でも濡れないので便利だ。構内には、Intelの大きな広告も出ていた