レアル・マドリーから「ジダン」がついにいなくなるようだ。現地メディア『Revelo』や『マルカ』が伝えている。

 報道によると、ジネディーヌ・ジダン氏の三男であるMFテオ・ジダンが今シーズン限りで退団する見込みだという。テオは2010年にR・マドリーの育成組織に入り、現在はリザーブチームのカスティージャを主戦場としている。今季はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のナポリ戦でメンバー入りするも、トップチームでの公式戦の出場はなかった。

 テオの退団が決まると、2001-02シーズンから続いたジダンファミリーの所属が終了することになる。父のジネディーヌは同年に選手として加入すると、04年に長男のMFエンツォ・ジダンと次男のGKルカ・ジダンがクラブの育成組織に加入した。

 その後テオも加入すると13年には四男のDFエリアス・ジダンもR・マドリー入りを果たす。その一方、エンツォは16-17シーズンに退団した。ルカはラ・リーガで2試合に出場するも、19-20シーズンをもって退団。その間に父は引退して指導者としてR・マドリーに所属したが、20-21シーズンにトップチームの監督を辞任してクラブを離れた。さらにエリアスも今年1月にベティスへ移籍していた。

 テオは契約満了による退団となり、新天地へは移籍金がかからずに加入する形になるという。なお、長男のエンツォは現在プロサッカー選手ではなく、不動産事業を行っているようだ。