アラフォーママの失恋 3_1_1

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【第1話】から読む。

前回からの続き。私はサチコ。20歳で結婚、出産したけれど、私が旦那にときめきを感じられないという理由から離婚。シングルマザーとして仕事をしつつ、元旦那と協力しながら一人娘を育てました。離婚してから何人かと付きあったあと、ツヨシと出会いました。彼との相性はよく、気がつけば付き合い始めてからもう2年がたっていて、私は再婚も意識し始めていたところでした。そんなとき、彼とデートで公園へ。ツヨシは何か言い出しにくそうにしているから、てっきりプロポーズをされるのかと思っていましたが……。

ショックで思わず声が大きくなりました。まわりには家族連れもカップルも、散歩をしている人もいたけれど、頭が真っ白で何も目に入りませんでした。



「えーママ、別れたんだ。ツヨシとはもっと長く続くかと思ったけど」ヒヨリのはっきりした意見が心に刺さります。



ツヨシと別れてからお酒の量が少し増えてしまいました。すでに一人暮らしをしている娘が、久しぶりに家に来て傷口に塩を塗ります。そのとき、ツヨシからLINEが届きました。



メッセージのやりとりは別れる前と変わらない感じで、私たちの関係も変わっていないような感覚になりました。ときめきがなくなっているのが一時的な感情だとしたら、取り戻せるかもしれない。私はそう考えました。さっそく行動にうつします。



ツヨシに突然別れたいと言われてびっくり。「どうして」と思わず大声を出してしまいました。

でも……「ときめき」がなくなったと言われればどうしようもない。人生で一番大切なのはときめきだと思うから。私がかつてそう言って旦那と離婚したことが頭によぎります。

失恋のショックでやさぐれていたけど、ツヨシからLINEが来たことでふと思いました。ときめきがなくなったのは一時的で、復活することもあるんじゃないかと。

そう思ったら急に元気が出てくるような気がしました。

【第4話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・春野さくら 編集・塚田萌