Image: Portal

テクノロジー、活かすも殺すも人次第。

SFドラマ『スターゲイト』から着想を得て、遠く離れた場所をリアルタイムに映し出すアート・プロジェクトの「PORTAL」。

カメラと巨大ディスプレイで作られたテレビ電話なのですが、デザインのおかげで未来の技術っぽさを感じます。

Image: Portal

ここ数日、ダブリンとニューヨークに両都市をつなぐ「PORTAL」が設置されていたのですが、悪意のある人々による不適切行為により一時中止になってしまった…という話がアッチコッチで取りあげられています。

ウケ狙いのつもりが不適切

たとえばダブリン側は、9.11事件でツインタワーが爆発している写真をドアップで映したり、コカインをすする若人やお尻を出す男性が出現。

ニューヨーク側では成人向けSNSのOnlyFansで活動する女性が、シャツをめくって胸を見せたこともありました。

せっかくの国際交流が台無しに

「PORTAL」を背景に記念撮影をしようとした人が、そのタイミングでシャッターを押してしまったとか、双方にいる家族でコミュニケーションをしようと約束していたのが台無しにされたなど、迷惑を被った人たちもいるようです。

ほとんどの人は手を振って挨拶したり、ジャンケンをして遊ぶ中、公衆の場所に置かれ24時間繋がっているため、酔っ払いや不届き者がやらかす可能性は大いに有り得ちゃうんですよね。

しかもダブリン側の設置場所は、ちょっと治安の良くない場所にあるらしく…。

サービスは一時中断したものの、今後数日はガードマン的な監視役を置いて運営するようです。

@envisionaries we waited 30 minutes for nothing #dublin #nyc #portal #newyorkcity #fypage ♬ original sound - SoundCollection

みんな考えることは同じだよね

ニューヨークにもダブリンにも過激な人たちはいるので、どこに行っても人間はみんな同じだなって気がします。

きっと他の国に設置しても、同じようなことが起きるんでしょうね。テクノロジーは清く正しく使いたいものです。

Source: Portal, X (1, 2), TikTok, INDEPENDENT, NEW YORK POST, TMZ via Futurism, SCMP, boredpanda