トム・ヒドルストンとウィレム・デフォーが共演、エベレスト世界初登頂の登山家伝記映画で

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(MCU)のロキ役でお馴染みと、サム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズなど数多の作品で知られる名優ウィレム・デフォーが、世界最高峰のエベレストに世界初登頂を果たしたネパール人登山家テンジン・ノルゲイの伝記映画『Tenzing(原題)』にて共演することが分かった。米などが報じている。

ノルゲイは1953年にニュージーランド出身の登山家エドモンド・ヒラリーとともに、それまでは不可能だと思われていたエベレスト登頂に成功。ノルゲイを演じる俳優は目下、キャスティングの真っただ中だが、ヒラリー役をヒドルストンが演じる。ヒラリーは登山家としてだけでなく、ヒマラヤの環境保全にも尽力した活動家として知られ、存命中からニュージーランドでは5ドル紙幣の肖像にも採用されている人物。デフォーは登山隊長を務めたイギリス陸軍大佐のジョン・ハント役を演じる。

エドモンド・ヒラリーとトム・ヒドルストン

メガホンを取るのはオーストラリア出身の映画製作者で、ドキュメンタリー映画製作を数々手がけてきたジェニファー・ピードン。テンジンの家族を通じ、彼の物語を伝える権利を独占で保有し、ヒマラヤ山地に住むチベット系ネパール人シェルパのコミュニティとも深い関係を持つピードンは、これまでも『Sherpa(原題)』(2015)『クレイジー・フォー・マウンテン』(2017)など山岳ドキュメンタリーを監督している。

ヒマラヤの雄大かつ過酷な自然、現地の人々の生活を身をもって知るピードンだからこそ可能なリアルな描写、壮大なストーリーに大いに期待ができそうだ。脚本は『LION ライオン 25年目のただいま』(2017)『ビューティフル・ボーイ』(2019)などのルーク・デイビスが執筆する。

先ごろ大阪コミコン2024にも登壇したヒドルストンは、主演ドラマ「ロキ」シーズン3については不明といるが、今もなおファンからは絶大な人気を誇っている。同じく主演ドラマ「ナイト・マネジャー」のシーズン2の製作も済み。一方、デフォーは『哀れなるものたち』(2023)に次ぐヨルゴス・ランティモス監督作品『憐れみの3章』、新作ミステリー『Nosferatu(原題)』にてロバート・エガース監督とも再タッグ、『ビートルジュース』(1988)の続編『Beetlejuice Beetlejuice(原題)』など待機作が目白押し。『落下の解剖学』(2023)の主演女優ザンドラ・ヒュラーと共演する『Late Fame(原題)』もしたところで、ハリウッドいち多忙な俳優といっても過言ではないかもしれない。

ちなみにヒドルストンが演じたロキのイメージカラーはグリーンで、デフォーが演じたゴブリンも緑色。『哀れなるものたち』でしたマーク・ラファロもハルク役でグリーンつながりだったが、今回もヒドルストンとデフォーが舞台裏で仲睦まじく過ごす姿が見られるだろうか。

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