豪グレートバリアリーフのサンゴ白化現象、公園内の70%超で発生

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Alasdair Pal

[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリアのグレートバリアリーフ海洋公園局は17日発表したリポートで、グレートバリアリーフの73%でサンゴの白化現象が見られると明らかにした。

海洋公園局の責任者は「グレートバリアリーフは驚くべき生態系で、これまで繰り返し耐性を示してきた。しかし今夏は特に厳しい。気候変動は、グレートバリアリーフと世界のサンゴ礁にとって最大の脅威だ」と述べた。

米海洋大気局(NOAA)も15日、気候変動による海水温上昇により昨年2月以降にサンゴ礁の大規模な白化現象が見られた国と地域は少なくとも54に上ると報告していた。